ちゅったんの香港おばば 目次
ファッションチェック

人との約束で出掛ける時、なるべくマミーと顔を合わせずに家を出たい。
でも、だいたい失敗する。
なぜ顔を合わせたくないかというと、よく出掛ける直前に目が合うと、
「う〜ん、黒を着ると老けて見えるから、もっと明るい色にしたら?」とか
「その袖、二の腕強調されてるよ〜」的チェックが入るのだ。
それも出掛ける直前にっ!
顔色がくすんで見える服、膨張して見える服、かがむと下着が見える服では我が家の関所は通れません。

前回マミーに不評だった黒のチュニックを処分しようとして、捨てきれず部屋着として着てたら、
マ「こんな遅くにどこ行くの?」
私「これパジャマにしたの」
マ「今すぐ脱いで、よそ行きにとっとけ」
私「え〜、マミーが老けて見えるって言うから出番がなくなったのに・・・」
マ「大丈夫よ。胸のところにキラキラついてるから、今年は黒がハヤリなんだから」
私「・・・・・。」
見限った恋人とまたヨリを戻せっていうぐらい無理な話だ。

マミーがよく言うのは「好きなのと似合うのは別」
(結婚もよくこんな風に言うよね。恋人と結婚する人は別とかなんとか。)
「これ絶対似合うから買いなさい!」とマミーはよく言う。
確かにマミーに太鼓判を押されて買ったものは、出番が多いかも・・・。
これって他人の見る目は客観性があるってことかな?

ここだけ聞いていると、マミーがどんだけおしゃれな人?となりそうですが、正直言って彼女自身のファッションは枯れてます。
おしゃれしてる人を見るのは好きだけど、自分は未亡人なので着飾らないんだそう。
「おしゃれは好きな人(夫)のためにするもの」なんだと。
最近もこんなことがあった。
休みの日、マミー抜きで外に昼ごはんを食べに出掛ける前、どうせ近所だから普段着でいいやーと油断してたら、
「着替えた方がいいよ。もっとかわいい服あるでしょ。夫と出掛ける時はおしゃれしなきゃ。」
しぶしぶ着替える私。
結果的には、着替えて出掛けて気分も会話も弾んで正解だった。

あの偉くなったヤンキー先生は、奥さんに会える時間が少ないし、他の女性に目いかないように、家にいるときにおしゃれしててとお願いしてるんだと。

香港では所帯じみてる奥さんを「黄面婆(うぉんみんぽー)」と言います。
料理のしすぎで油で黄ばんでるってこと?
そうならないよう、少しはパックで美白して、夫のタメにおしゃれしなきゃ!
と思い、夫に
「どんな服装の女性が好き?スカートとか、パンツとか」と好みを聞くと、
「やっぱり女性は何も着ないのが一番いいね」
全く話になりません。
やっぱりマミーの容赦ないダメだしの方が100倍役に立つ。

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