ちゅったんの香港おばば 目次
ヨメはつらいよ~、年越し編

日頃、呑気な外国人妻。
支払い・振込み関係全てオット任せ。
面倒な相談、マミー任せ。
家族の行事も義兄嫁任せ。
日本の方の手続き・更新関係は実家の母任せ。
自分で書いていても、こりゃイカンと改めて反省。

でも、1年のビックイベント、旧正月だけは香港家庭に嫁いだヨメとして抜かりなくビシっとキメたいもの。
と言っても、2年前までマミーと同居で言われるままにやってただけで、まだまだ修行中。
去年の日記を見ながら、シュミレーション。

まず12月22日、冬至も中国人にとって大事な行事。
とにかく家族揃って食事します。
中国人にとって一番大事なのは皆で食べること。
そしてクリスマス、あまり重要ではないので(うちは仏教徒)、各家庭で。
西暦の大晦日、新年も普通の祝日モードでちょっとご馳走食べておしまい。
一応日本人として師走には大掃除しますが、私以外は年末という意識がないので非協力的。
年が明けても、1月上旬の長女の試験勉強で家の中はまだ片付きません。

試験が終わって、やっと家族が一丸になって大掃除の開始です。
子どもたちは古い教科書やおもちゃを仕分ける。
オットは窓、電気、ドア、浴室の掃除。
私は子どもの服を整理すること。
だって、この時期に集中してお下がりの嵐がやって来る。
お下がりは、洋服代の節約にもなるし、何より新品特有の糊や科学染料が落ち肌触りも柔らかで安心して着せられます。
私もこの時期大量の不用品を人に譲り、あげたそばからお下がりがやって来るという仕組み。

買い物も色々あります。
玄関マット(赤)、タオル、布巾、下着。
スリッパ、靴。
旧暦の元旦に新しい靴(スリッパでも可)を履くと1年誰からもいじめられないそうです。
広東語の靴という発音が「はぁーい」とため息に似ていて幸先が悪いということで、旧正月中は靴を買うのはタブーです。
マミーはこれを堅く信じていて、3番目の息子が迷信だと言って正月に靴を買ったら1年中トラブル続きだったとか。
ちなみに広東語圏以外の中国人は気にしないので、ショッピングツアーの方がたはガンガン靴を買ってます。

あと2,3週間に旧正月が迫ると義兄嫁が「今年はいくら両替する?」という電話がかかってきます。
会社の取引銀行でまとめて両替してくれます。
このおかげで両替のために自分で銀行に並らばずに済み、感謝。
ライシーのお年玉袋もオットやマミーが必ずどっかの銀行の物を調達してくれるので買わなくてもよい。
こだわる人はオーダーメイドで名前入りのお年玉袋を作っている人もいます。

あと1週間に迫ると、市場・スーパーは年越しのご馳走作りの買出しの人でごったがえします。
大晦日には家族が揃って食事するのが慣わしです(家族が多いと前倒しで数日前に祝う家庭も多い)。
大晦日や年越し前の食事会を團年飯(とぅんりんふぁん)と言います。
マミーは料理が大の苦手なので、1ヶ月前に盆菜(ぷんちょい)というしっかりと味付けされた料理が土鍋に盛り併せてあるものをオーダーし、それを大晦日当日受け取って暖めれば手間なしで宴会ができます。

團年飯

 

大晦日迫ると、旧正月の飾りつけを始めます。

ちゅったん龍馬精神

オットと長女が毎年めでたい言葉、龍馬精神(ろんまーじぇんさん)、大吉大利(だいがっだいれい)などを筆で書きます。
輝春(ふぁいちょん)と言って、赤い紙に金字で書かれた物が文房具屋でも売っています。
代表的なのが福の字ですね。
あとはみかんのちっちゃい版桔(がっ)を各部屋に置きます。
だいたい2(易)、3(生)、6(隆)、8(發)、9(久)の語呂のいい数に分けて置きます。
間違っても縁起の悪い4(死)や7(仏事で使う数字)の数で置いてはいけません。
テーブルには飴やチョコレートを入れた菓子入れ全盒(ちゅんはっぷ)をセット。
甘~いステキな1年にという願いでしょうか。
最後に、桃やユリ、グラジョラス、水仙など春らしい花で華やかに飾れば新年はもうすぐ。

ちゅったん水仙

 

大体元旦の明け方にお年玉袋にお金を詰める私。
毎年思うこと、「来年はもっと早くやろう」
今年の年末にはこのコラムを読み返そう。

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