ちゅったんの香港おばば 目次
愉快な仲間たち番外編 <お犬様>

小学生の時、友達から生後1週間の子犬をもらって7歳まで育て(7歳の時失踪)、鍵っ子だった私はどんだけこのワンコ(名前はムク)に慰められたことか。
オットの飼い犬だったドンドンという老犬の最期を看取ったのは私だったし、犬好きな方だと断言できる。
でも、子どもが生まれてから、犬を含めすっかり他の生き物への興味が薄れてしまった。
生き物を育てるのは大変なことだと心底身に沁みたのかもしれない。

一方、子どもがいても犬の方が大事という人もいる。
オットの3の兄は、9年前に東京で一目で縁を感じてオスの子犬を買い取って溺愛。
名前は太郎くん。
9歳の今、人間より老い先が短いのを苦にし、この子の面影そっくりの遺伝子を次世代に繋げようと思いつきました。
クローン技術が一般的だったら絶対やっているに違いありません。
もっと古典的な方法で、メスをあてがい子孫を産ませることに成功。
メスは去年ニュージーランドからやってきたルルちゃんです。

ルルちゃんの妊娠が判明し、獣医さんが超音波で胎児をチェックし、出産予定日を計算し、出産のためにクリニックを予約。
ここまで聞いて誰の出産だっけ?と人間のお産と錯覚してしまうほど、現代は進んでるですね~。
3の兄が出張で家を開ける時はマミーが留守番に行くのですが、料理嫌いのマミーに鶏のササミ(オーガニック)をゆで細かく裂いて妊娠中のルルちゃんに食べさせるように指示。
普段マミーは料理が嫌いだからビスケットとか極力火を使わないようにしているのに、しかも犬嫌いなのに、「何の因果で犬に料理まで作んなきゃいけないのか?」と憤慨していました。
幸い犬の妊娠は2ヶ月ほどらしく、あっと言う間に出産。
予約もむなしく気がついたらソファーに子犬が・・・・、胎盤もむしゃむしゃ食べてきれいさっぱり、自前のプレセンタで滋養たっぷり。
全部で6匹生まれました。

それからクリニックにルルちゃんと子犬全員が入院して、栄養補給とか体温管理とか10日ぐらい入院してました。
その間に母乳の出を良くするために、クリニックではサーモンとパパイアのスープをルルちゃんに与えていたそうです。
産後にスープ!さすが香港だな~と感心していまいました。
産婦のケア、特に産後1ヶ月は滋養のあるものを食べ子どもの世話以外はゆったりと過ごすが鉄則ですが、犬にまでそれが普及しているとは。

6匹のうち、3匹は里子に出されました。
どの家も裕福で犬好きの人らしいです、このお犬様たちのほうが私よりよっぽど贅沢しそうです。
それでも太郎くん、ルルちゃん、子犬とで合わせて5匹。
これ以上マミーに災難が及ばないことを心から願います。

もうすぐ中秋節、近くのペットショップにお犬様用の月餅のポスターが・・・・。
今時の犬なら月を眺めながら月餅を頬張るなんて風流を好んでもおかしくない?

ルルちゃん
ルルちゃん

子犬たち
子犬たち

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