お受験体験記

いざ、面接


お受験体験記

親だったら自分の子供は可愛い。
その子供が5歳にして「お受験」という壁に当たったら。。
人事だと思っていた小学校受験。
まさか、まさか、我が家が参戦することになるとは。
2012年、娘とその家族のお受験奮闘記。

<Meme>
5歳(K3)
台湾人の父とは英語、普通語で話し、
ひとつ上の兄とは日本語と英語、日本人の母とは日本語。
広東語が話せるお手伝いさんとは英語、時々広東語。
K1より普通語と英語の幼稚園に通う。
基本的にはおしゃべりで社交的だが、初めての人の前では貝になる。

 


いざ、面接

■スケジュール管理

私立の1次試験は8月終わり,9、10月のはじめに集中する。
大体土曜、日曜に面接は行われるので沢山願書を出すと面接が被る日が出てくる。
願書を出す時点で面接日程が分かっているのだから、日にちが被っていたらどちらか1つ選ぶ、、、、というのは日本式。
香港式は「もしかしたら、、、にかけて取りあえず出す」だ。
香港ママによると、もしかしたら、時間帯によっては2校とも受けられるかもしれないと取りあえず出すらしい。狭い香港、タクシーを飛ばせば1時間以内に次の目的地に着くことも可能。受験料も安いので万が一時間も被ったらキャンセルすればいいという考えだ。

何とも合理的香港人。

ちなみに、大概の学校は面接日時の変更は利かない。
学校側もうちを第一ではないならお断り!と強気だ。
(病気の場合のみ医師の診断書提出で変更してくれる学校もある。)
私も香港人の教えに従い7校出し、案の定、受験日が重なった。
が、ラッキーなことに午前、午後、夕方と分かれてくれたおかげで3校とも受験することができた。ちなみに移動時間はタクシーで10分、さすが香港。
この時ばかりは、コンパクトな香港に感謝。
しかし、子供があまりの疲れに最後の学校は眠くてもうグダグダだったという話も聞く。
お子さんの性格、体力にもよるようだ。

 

■面接って何するの?

基本的にはペーパーに記入させるような「筆記試験」はない。
なので面接には身ひとつ。

学校によって面接内容は様々だが、基本的には

・絵本(テレビ?)を見て、その内容に答える(道徳的な質問あり)
・算数 紙に書かれた足し算、引き算を答える
・英単語を読む
・漢字を読む
・先生と会話する(日常生活のこと)

1次試験は5人程度の集団面接。2次以降が個人面接となることが多い。
親子共々はじめはとても緊張した。
いつもはお喋りな娘も緊張してきっとあまり話さなかったのだろう。
案の定、1校目は見事に落ちた。
しかし、子供はなれるのが早く、面接も慣れてくると、娘はお友達のお誕生日会に行くかのごとく喜んで出かけた。これにはローカル受験と気を追っていた私は救われた。
いつからか、碇のような肩が次第に力が抜けて、「もうどうにでもなれ!」って気になったら風向きが変わり、、、、不思議、不思議。
ちなみに娘、どれだけリラックスしていたかというと、面接でお友達を作って手をつないで帰ってくるくらい。
どうやら、同じ面接グループで意気投合したらしく、彼女とは2次も同じグループでお喋りが止まらない2人を落ち着かせるのに苦労したほどだ。

 

■印象に残ったインタビュー

先にも書いたがインタビュー内容、形式は学校によって様々だ。
その中で、ちょっと変わった?インタビューをご紹介。

・大学同窓会が運営するH校。

1次試験で使った同じ部屋を使用し、教室の中が前と何が変わったかが聞かれた。
ちなみに2次は親同伴。娘がちゃんと覚えているのかハラハラ。
1次の時に置いてあった玩具、張ってあったポスターなどが違ったらしい。
また、事前に持ってくるように言われていた好きな本の内容、どこが好きなのか?なども聞かれ、学校の求める子供像が見えるようなインタビューだった。

・英文校M校

ここであったのは「平均台」と「ケン、ケン、パ」。
お勉強ばかりではいけません。
ある程度の運動神経も子供には必要ですよね。

・フランス語があるT校

ここの校長先生は新し物好きだというのは聞いていたけれども、なんと入試がiPadで!
数学、ストーリーはiPadで出題され、タッチパネルで答えを選んだらしい。
時代もここまで来ました。
驚きです。
ちなみにこのiPad導入は2012年から。
また、チームに分かれてボールをまわして行くゲームもしたらしい。
協調性、チームワークを見るためかな?

・モンテッソーリなR校

モンテッソーリな学校だけあって、靴日も結び、ハンカチたたみ、いろいろな鍵の開閉などがありました。靴紐結びは、前日一夜漬けで練習。

学校によっては毎年同じような質問をされるところがあるようだ。
面接に行く前に、過去にどんな面接がされていたのか?を確認することをお勧めする。
運がよければ、同じ年にまさに受けた人の情報が書き込まれてあることもある。
要チェック!

「教育王国」(https://www.edu-kingdom.com/

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