お受験体験記

お受験準備編 その1


お受験体験記

親だったら自分の子供は可愛い。
その子供が5歳にして「お受験」という壁に当たったら。。
人事だと思っていた小学校受験。
まさか、まさか、我が家が参戦することになるとは。
2012年、娘とその家族のお受験奮闘記。

<Meme>
5歳(K3)
台湾人の父とは英語、普通語で話し、
ひとつ上の兄とは日本語と英語、日本人の母とは日本語。
広東語が話せるお手伝いさんとは英語、時々広東語。
K1より普通語と英語の幼稚園に通う。
基本的にはおしゃべりで社交的だが、初めての人の前では貝になる。

 


お受験準備編 その1

ポトフォリオって実際どんなことを書くの??
とお友達からよく聞かれる。

世の中には何でもビジネスにする人がいるもので、ポトフォリオ作成を請け負う会社なんてのもある。

写真、インフォメーションを渡すと芸能人並?のものができてきたり。
お値段は$2000ぐらいから。
庶民の私としては「ええ!」と驚いてしまう。
が、こんなビジネスが成り立つのだから、きっと頼む人も少なくはないのだろう。

恐るべし香港。

さて、庶民な私。
プロでもなければセンスもない。
おまけに娘は大した賞もない。。

頼みの友人情報を得て作ったポトフォリオ。

内容は、、、、といえば、
・娘のプロフィール
・親のプロフィール(国籍など)
・性格(もちろん恥ずかしいぐらい良い事を書き並べました)
・教育方針(いるのかどうか不明だが、とりあえず枚数稼ぎに?)
・学校履歴
・習い事履歴
・習い事などの賞状画像、受賞の写真など(これ大事!!)
・家族旅行、家族のアクティビティー、好きなことの写真
・娘の描いた絵や勉強している様子の写真

などなど。

膨らましに膨らましてパワーポイントで12枚ほどになった。

数人友人に見せていただいたのだけれども、中には料理をしている写真や掃除をお手伝いしている写真などを載せる人も。。。。。
アマさんのいる香港でまず自分で料理や掃除を頻繁に手伝っている幼稚園生がそんなに沢山いるとは思えない!
と、ぼやきたいのは山々だけれども、
親も必死。
家庭でどれだけ勉強以外の活動をしているかのアピール。
これ大事。

それから、お友達からは
人と違ったことを載せたほうがいいと言われた。

人と違うことって・・・・・
思いつくのは日本語しかない。
そこで、娘のお世辞でもうまいと言えない平仮名で書いたお手紙を載せた。
日本語が分かる先生がいれば一発で点が足りなく、鏡文字なことがバレてしまうのだけれども。。。

ちなみに学校によっては両面3枚までなどと枚数を制限してくるところも。
それはそれで12枚も膨らました私は困った。

量より質なのよね。。。

 

■願書

願書といえば、
とある有名校は願書を出すのに炎天下の中2時間も待ったという話も聞く。
当時妊婦だった友人は愛する息子のために2時間炎天下の下で待ち続け、倒れそうになりながらも願書を出したらしい。

受験にかける思いは半端ではない。
とは言っても、ほとんどの学校はホームページで願書がダウンロードでき、郵送で受け付けているので楽チン。

さて、いざダウンロードした願書。
名前、住所など決まっていることはサクサクかけるのだが、問題は。。。。志望動機。
それだけならまだしも、中には学校に求めるもの、家庭での教育方針、はたまた香港の教育についてどう思うかなどなど、頭を悩ませる質問をしてくる学校もある。

本当に何千人分もの願書をちゃんと読むのか?!
と突っ込みたくなるが、出せといわれているのだから出さないわけにはいかない。

私の場合、ホームページで学校の方針を調べあるのはもちろん、書き慣れない英文に時間がかかった。
ちなみに主人は私の書いた英文を修正する係。
気分はもうレポートを教授に出す学生。
時には主人が鬼に見えることも。。。。
誰の受験なのか分からなくなってくる。
なんて、自分の英語力を恨むべきなのだろうけれども。。。。。

 

■面接のクラス?!

受験生の中には所謂面接のためのお塾に通っている子も少なくはない。
娘も3ヶ月だけだけれども入れてみた。
娘のクラスは英語だったからか1対1。
おしゃべり好きな娘。
塾に行くというより、おしゃべりしにカフェへ通うぐらいのリラックス。

娘がクラスでやったのは基本的な受け答えと、英文の読み書き。
それから絵本を読んでもらって、どんな話だったか要約して答える。
絵を見てどんな絵かを説明する。。。。などなど。

絵本を毎晩読み聞かせているし、幼稚園でもやっているだろうからこれぐらい。。。
と思っていた私が甘かった。

例えば、

(迷子になって困っている子の絵を見せて)

先生 「男の子は何をしているの?」
娘 「あのね、お母さんがほしいの。
私もお母さんがほしいの。昨日ね・・・・・・・」

。。。。と我が家の醜態を話し始める始末。
娘の場合、言いたい事はどれだけだって言えるが、的を得た返答ができないことが発覚。

そんなこんなで面接クラスは面接のためというより、娘の会話力の向上には大変役に立った。
触れてみないと何事も分からないものだ。

こんなクラスに行かなくても立派に合格している子がいるのも付け加えておくが。。。

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