深センコラム
香港のすぐお隣の深セン。物価も安くて、マッサージにオーダーメイド、おいしくて安いレストランもいっぱい!とうわさには聞くけれど、実際行くのはちょっと怖い、、そんな方に深セン在住のkui_makyがおすすめの深セン情報をお届けします。
深センって?
1980年に経済特区と指定されてから急成長を遂げ、いまでは中国各地から若者が集まる広東省を代表的する都市です。広東省の方言にあたる広東語よりも北京語の普及率が高く、英語はほとんど通じません。香港とは異なり通貨は人民元。香港ドルの支払いを受け付けてくれるところもありますが、20%程度値段に上乗せされます。深セン市は現在8つの区に分かれ、特区内の羅湖区、福田区、南山区と特区外の宝安区、塩田区、龍崗、光明新区、坪山新区になります。初心者はまず特区内を散策してみましょう。
うそのような本当の話、こんなトラブルに気をつけて
治安が悪いと言われる深セン、スリや置き引きの被害が多いです。以下の話は全て、私または私の友達に起こった実話です。
- 羅湖商業城でお買い物中、子供が寝てしまったのでベビーカーを通路におき、お店に入った。狭いお店なのでベビーカーがお店に入らない。子供が見えるようにとベビーカーの子供が寝ている側をお店に向けて通路におき、急いでお買い物。値切り交渉後、支払いをしようとベビーカーの後ろにかけておいた荷物をとろうとしたら、荷物がなくなっていた!財布、携帯電話、子供グッズまとめて盗まれてしまった。
- バス乗車中、後部ドアの近くに座っていたら、バス停でドアが開いた瞬間に、近くに立っていたお兄さんが隣の席のおばさんの荷物とネックレスをひったくって、ダッシュで逃げて行った。ネックレスはちぎれてたけれど、髪にからまって盗まれずにすみ、財布の入ったバックはしっかり握っていたので、買ったばかりの肉まんの入った袋だけが盗まれた。不幸中の幸いです。
- パスポートを茶封筒にいれ、パソコンバックの一番外のポケットにいれて外出。地下鉄を降りたら、外ポケットのチャックが開いていて、パスポートの入った茶封筒がなくなっていた。パスポート再申請のため広州まで行くはめになり、1週間中国から出られなかった。
- 夕飯の食材のお買い物をしょうと近くの市場まで出かけた。コートのポケットに財布と携帯をいれ、スリにあわないようにしっかりポケットに手をいれていた。途中、品物を見ようとポケットから手を出したとたん、誰かに押され、次の瞬間にはポケットの携帯電話がなくなっていた。
- スーツケース2個とパソコンバックを持ち、タクシーに乗車。トランクに入れたスーツケースを忘れないよう注意をしていたら、うっかり助手席においたパソコンバックをタクシー内に忘れてしまった。
領収書をもらっていたので、それをもとにタクシー会社に問い合わせたら、そのナンバープレートのタクシーは登録されていませんとのこと。とある5つ星ホテルから乗った普通の赤いタクシーで外見は他のタクシーと全く同じ、ちゃんと徴収書も普通にもらえたのに、ニセモノタクシーってあるの!?結局パソコンバックは見つからなかった。
その時はすごくショックなのだけど、時間が経つとこんなこともあったのよーと笑い話のネタにもなります。ほとんどの被害は、自分が気をつけていれば防げるので、財布、携帯そして特にパスポートの紛失には気をつけましょう。