Wander kids 子連れ旅行記
＜イントロ＞コドモと旅行するのってほんとに楽しい！
以前訪れた場所も違う視点から見ることができるし、現地の人たちとの交流もいっぱい。
実際子連れで旅行をすると、世界中の人が「いい人」に思えてしまうから不思議。
まさにキッズマジック～
「こんな素敵な世界に生まれてきてよかった！」と子どもたちにも感じてもらいたい……
というと聞こえはいいのですが、実はただ単にジコチューハハ
飛びグセがいつまでたっても抜けず、子どももズルズルと引きずられ、
世界のあちらこちらを放浪。
こちらでは旅行先でのエピソードを紹介します。
「そうだ！○○に行こう！」と思っていただければうれしいです。
旅行情報は以下のリンクをご参照ください。
– プレママ＆子連れにおすすめ旅行先トップ10
– Wander kids ブログ
http://ameblo.jp/wanderkids/
http://wanderkids.exblog.jp/
– Abroad家族旅行 / 飛行機に乗るときのTIPS / 役立つ外部サイト / おすすめ子連れ旅先ベスト10 / 香港ディズニーランド / セブ島 / プーケット
イタリア～ローマの休日
3歳のレディー
（兄5歳、妹3歳）
イタリアの男性は生まれた時から女性を褒めるようにできているというが、それってまんざら嘘ではないと思う。若かりし頃、ミスコン優勝者の友人とイタリア旅行に行った時なんて、褒め言葉の嵐がシグナル8状態だった。連れの私はおこぼれでシグナル1くらいだが。今回のローマ滞在中、その徹底ぶりが証明された。
イタリアといえばピッツアとパスタ。こどもたちにとって、毎食そんな好物が食べられるなんてまさにここはパラダイズ！石畳に並ぶリストランテで席をみつけると、ウィンクをしながらメニューを持ってくるウェイターさん。とりあえず大きなレディー（ハハ）に「プレーゴ」（どうぞ、の意味）とメニューを渡し、その次は小さなレディーの娘に。もちろん無言では渡しません、「ベッラ、ベッラ」（かわいいね、の意味）とオウムのように繰り返している。オウムさん、ハハには言ってくれなかったわよね、とひそかに根に持つたちの悪い大きなレディー。サービスもいたれり、つくせりでオットとムスコがまるでそこに存在しないかのよう。お勘定を済ませて帰り際、そのウェイターさん「チャーオ」と言いながら娘に向かって投げキッス、ハハに向かってはお茶目にウィンク。イケメンではないけど、おばさんでも気分よく送り出してくれるイタリア男子の姿に感心した。
実はローマといえばマミーとダディーが出会った、甘い思い出の土地。というほどロマンチックなものではなく、ただ単に仕事で一緒にその他大勢と来て、ここで知り合いになったというだけなのだが。そうそう、あれは10年前の同じ季節、トレビの泉でコイン投げたわね。一緒にというよりは、彼はカメラマンをしていたが、まさかその同じ泉にプラス２匹で戻ってくるとは当時夢にも思っていなかった。すっかりノスタルジックモードに入っている両親の説明など聞く耳持たず、
「ねえ、あついよ、ジェラート食べようよ」
と5歳児兄と3歳児妹。そうだね、たしかに7月のローマはとっても暑い。
ローマにはジェラート屋が石を投げたらあたるほどあるのだが、トレビの泉のジェラート屋には観光客向けにか”nakata gelato”があった！真っ白なレモンベースにベリー系の赤。こどもたちに薦めてみるが、チョコレートがいいらしい。ママだってカプチーノがいいんだけど、どんなもんだか一口nakataを食べてみたい！それでもカプチーノには勝てない、私の愛国心。ジェラート片手に再び泉でコインを投げる。
「今度また、4人で戻ってこられますように！」
