Wander kids 子連れ旅行記
<イントロ>コドモと旅行するのってほんとに楽しい!
以前訪れた場所も違う視点から見ることができるし、現地の人たちとの交流もいっぱい。
実際子連れで旅行をすると、世界中の人が「いい人」に思えてしまうから不思議。
まさにキッズマジック~
「こんな素敵な世界に生まれてきてよかった!」と子どもたちにも感じてもらいたい……
というと聞こえはいいのですが、実はただ単にジコチューハハ
飛びグセがいつまでたっても抜けず、子どももズルズルと引きずられ、
世界のあちらこちらを放浪。
こちらでは旅行先でのエピソードを紹介します。
「そうだ!○○に行こう!」と思っていただければうれしいです。
旅行情報は以下のリンクをご参照ください。
– プレママ&子連れにおすすめ旅行先トップ10
– Wander kids ブログ
http://ameblo.jp/wanderkids/
http://wanderkids.exblog.jp/
– Abroad家族旅行 / 飛行機に乗るときのTIPS / 役立つ外部サイト / おすすめ子連れ旅先ベスト10 / 香港ディズニーランド / セブ島 / プーケット
クロアチア~ザグレブ
お持ち帰りチェックを学習
(兄3歳、妹1歳)
ムスコ3歳、ムスメ1歳でハハ、めでたく再度バックパッカーデビューを果たす。
というほど劇的なものではなく、チチなしでバギーを押すんだったらそれしか旅行手段はない。
妊娠が判明したその日から、お腹に負担をかけるバックパックをクローゼットに閉まってから、約4年。ベイビー連れのリゾートホリデーも楽しくはあるのだが、どこかで独身時代ハマったバックパックを担いでの旅スタイルをなつかしく思っていた。ちょうどオットが「クロアチアで1週間山にこもるアドベンチャーレースに参加する!」ということで、母子:の旅デビューもここで果たすことに成功。
トランジット地点のドイツのフランクフルトで、オットはスプリットへ、ハハとこどもたちはザグレブへと違う飛行機に乗り込んだ。一週間後パクレニッツアのゴール地点での再会を約束して。クールにルフトハンザ航空のチェックインカウンターに進んだものの、何せ小心者のハハ、心臓はバクバクだった。初めてのハハとキッズの旅、しかもクロアチアという未知の国。でもそれよりもはるかに大きいワクワク感。新しい土地に飛行機が着陸する瞬間、いつも身体の全神経が「ヤッター!」と叫んでいる。
とりあえず初めてということで、ザグレブでは高級といわれるホテルにチェックインする。全然バックパッカーじゃないけど、一応責任感のあるハハということにして、治安もわからないし子どもたちの安全第一。チェックインしてまず最初にコンシェルジュに聞いたのは
「この辺にスーパーはありますか?」
まだオムツの1歳児、バックパックに2週間分のオムツは入らないので現地調達。便秘しないようにヨーグルトと夜寝る前に飲む牛乳、それにちょっとしたお菓子も必需品。三輪のバギーで石畳の道だってスッタコラサッサ。大きめのバギーだから後ろに1歳児、前に3歳児を乗せることもできて便利なニュージーランド製バギー、ザグレブでも大活躍。
クロアチアの人たちはとても親切で何かと声をかけてくれたり、手を貸してくれたりするけれど、何を言っているのかさっぱりわからない。サービス業勤務10年のハハ、その辺はとりあえず笑顔で返しておく。生い立ちから職業もあり、世界中かなり多くの国に行ってはいるが、これほどアジア人がいない街は珍しい。ここには世界中どこにでもある中華街や中華レストランさえ存在しないのである。そのせいか、人々の視線をよく感じる。いざという時のために日本大使館の反対側にある公園で遊び、フニクラーに乗ったり、汽車バスに乗ったり、市民の胃袋のマーケットに行ったりと観光客をした。
1ブロックおきにあるアイスクリームショップやベーカリー。カフェではコーヒーだけをオーダーし、食べるものはベーカリーなどで調達して持ち込み可というシステムがわかった。ムスメのお昼寝タイムにあわせてムスコと一緒にカフェで午後のひとときを過ごす時間は、ハハはもちろんだが、ムスコにとっても母を独占できるかなりうれしい時間だったようである。
次の目的地、スプリットに行くためにチェックアウトをする朝。ビジネスマンが多いホテルだけに、午前8時ごろはチェックアウトラッシュ。長蛇の列に並び、いざハハの番。あれ?請求書間違っている、朝食1回も食べてないのに。二匹連れてのレストランでの朝食は不可能なのでナシとチェックインの時にリクエストしておいたはず。支払い額をなおしてもらっていると、後ろに並ぶビジネスマン、あからさまに偉そうなイヤ~な態度。何よ、私は被害者なのよ、と無視。小心者ではあるけれど、偉そうな態度の人に対してはさらに偉そうにするというポリシーを貫いている。玄関で当然乗るだろうとドアを開けていたタクシーの運ちゃんの前を通り過ぎ、空港バス乗り場へと向かう。バックパッカーだもの、タクシーなんて乗らないわ、と強がってみる。
空港に着いてチェックインも無事済ませて、コーヒーを飲んで一息ついていた時のこと。ムスメのかばんが少し重い気がした。中を見てみると何とテレビのリモコンが入っているじゃあ~りませんか!忘れ物がないようにチェックアウトする前に部屋の隅々まで調べるけれど、まさかお持ち帰りものがないか子どもたちのかばんの中を調べることまではしなかった。あわてて空港の郵便局へ行き、ごめんなさいお手紙を書いて、ホテルへ郵送した。