インターコラム
<イントロ> 学校選びをする時に気になるのってカリキュラムだけでなく雰囲気、学校行事など案外ウェブサイトの案内には掲載されていない情報ですよね!? インターって実はどうなんだろ!とお悩みのママたちの参考になればいいなと思い、インターコラムを書くことにしました。「インター」とひとことでいっても学校によってカラーが全く違うので、どこまで参考になるかはわかりませんが、これは香港にある某インター小学校についてです。我が家の子どもたちは2012年3月現在で、 2003年11月生まれの兄はY3(3年生、日本だと2年生) |
宿題は一日何分?
前回に引き続きその他の教科と宿題についてです。
たくさんの教科で大忙し
IPCとレベル別のグループ学習の他に、クラス全員で学習する時間もたくさんあります。まずはこどもたちが大好きなPE(体育)。その授業が午前中の時は体操服で登校し、授業の後制服に着替えます。午後の場合は制服で登校し、体操服に着替える。これ、日本の小学生だったら問題なくできますが、香港でアマさんに何でもやっている子どもたちにとっては慣れるまで大変なんですよね。制服にはボタンがついているし、靴もはき替えなくてはいけません。夏の期間はプールでスイミングの授業なので、濡れている水着から着替えるコツもマスターする必要があるのです。
第二外国語として、週に二時間北京語の授業もあります。あとは音楽のクラスとコンピューター。音楽では3年生からレコーダーも習います。コンピューターは幼稚園の時から習っているので、3年生になる頃にはワードやエクセルだけではなく、パブリッシャーやパワーポイントも使いこなせるようです。
宿題は1日20分以上しないこと
小学校1年生から6年生まで、平日は毎日自分のレベルにあったReading Bookの音読の宿題があります。1年生の本は10ページくらいの薄いものなので、一日一冊ですが、3年生になると50ページ以上あるので何日かに分けてあります。ノートには子どもが本の題名を記入し、その隣の欄には大人がコメントを書きサインをしなければなりません。両親が不在の場合はアマさんがサインすることも。先生はコメント欄をしっかりチェックしているので、あまり書かなかったりすると親が怒られてしまうのです。週末は思いっきり遊ぶ日なので、金曜日は音読の宿題もありません。
2年生以上は音読の他にも算数やスペリングの宿題が出ますが、もし20分で終えることができなかったら全部終わらせなくてもいいそうです。最初のうちは答えを記入していない箇所もありましたが、こどもって終わらなかったら全部しなくていいと思うと、意地になってその20分間に全神経を集中させるようで、結構終わらせてしまうんですよね。遊ぶ時は思いっきり遊び、勉強する時は思いっきり勉強する。こどもの集中力は20分も持たないのでいいアイディアだと思います。親の「宿題しなさ~い!」のストレスもありませんし。
3年生になるとIPCの課題ごとに大きなプロジェクトがあります。これは3週間くらいかけるものなので、平均すると1日20分以上はかかりません。ちなみに宿題の内容を確認するのは、学校のウェブサイトです。これはこどもが自分でアクセスし、チェック。プロジェクトは最終日にクラスで発表するので、子どもも気合が入ります。ポスターを作ったり、パワーポイントで資料を作ったり。情報収集はほとんどネットで行うので、息子が3年生になった時にマイ・コンピューターをプレゼントしました。
前回のプレゼンは課題が食物だったので、「レストラン」について。まずはどんなレストランにするかを決めます。何料理にするのか、席の数はどれくらいか、何人のスタッフが必要か、どのようなサービスを提供するのかを決め、場所選びもします。プレゼンではその場所の地図も見せて、なぜその場所を選んだのかも説明しなくてはいけません。息子は「サムライ・パンケーキ」というお好み焼きレストランをオープンする予定!