Wander kids 子連れ旅行記

イタリア~ポンペイ遺跡の道しるべ


Wander kids 子連れ旅行記

<イントロ>コドモと旅行するのってほんとに楽しい!
以前訪れた場所も違う視点から見ることができるし、現地の人たちとの交流もいっぱい。
実際子連れで旅行をすると、世界中の人が「いい人」に思えてしまうから不思議。
まさにキッズマジック~

「こんな素敵な世界に生まれてきてよかった!」と子どもたちにも感じてもらいたい……
というと聞こえはいいのですが、実はただ単にジコチューハハ
飛びグセがいつまでたっても抜けず、子どももズルズルと引きずられ、
世界のあちらこちらを放浪。

こちらでは旅行先でのエピソードを紹介します。
「そうだ!○○に行こう!」と思っていただければうれしいです。

旅行情報は以下のリンクをご参照ください。

プレママ&子連れにおすすめ旅行先トップ10
– Wander kids ブログ
http://ameblo.jp/wanderkids/
http://wanderkids.exblog.jp/

 Abroad家族旅行 / 飛行機に乗るときのTIPS  /  役立つ外部サイト /  おすすめ子連れ旅先ベスト10 / 香港ディズニーランド  / セブ島  / プーケット 

 


イタリア~ポンペイ遺跡の道しるべ

(兄9歳、妹7歳)

イタリア旅行を計画している時に口をはさんできた火山オタクのムスコ。
3年生の時に学校で勉強してから、すっかり火山の魅力にとりつかれた様子。
「ママ、ポンペイに行かなきゃダメだよ、あれはヴェスヴィオ火山が昔噴火して、町がなくなったんだよ。」

ナポリからローカル電車にガタゴト揺られること1時間弱。ポンペイ駅に到着。それにしてもナポリの街にしろ、電車にしろ、どうしてここまでらくがきだらけなのだろう。アートクラスに通うムスメは感じるものがあるらしく、いちいち色使いがどうだとか、絵画評論家のようなコメントをしている。

自分でガイドブック片手に遺跡をまわる気力はないので、ガイドつきのウォーキングツアーに参加。子どもを数人育てている体格のいい、みるからに性格もよさそうなマンマが本日のガイド。「みんなマンマについていらっしゃ~い」と言われると、恰幅のいいおじいさんまでがマンマの言うことを素直に聞いている。イタリアンマンマには誰も逆らえないらしい。

79年に噴火したヴェスヴィオ火山。2万人そこに住んでいたと仮定される古代ローマ人は一瞬にして埋もれてしまった。それから約1700年後にやっと発掘作業がはじまり、現在ではユネスコの世界遺産にも指定されているポンペイ遺跡。

その埋もれた都市を全部みるとなると数日かかるそうなので、ポイントを押さえて歩く。石畳の道、ハハのヒールブーツは歩きにくいったらありゃしない。台所だった場所にはコンロの台のようなものが残っていたり、洗濯場には水を確保する場所もあったり。壁には当時の絵が残っていて、目をつぶれば当時の日常の暮らしが想像できるほどまんま。火山オタクムスコはグループの最前列に場所を陣取り、イタリア語訛りのガイドさんの大げさな英語の説明を聞いては、ふむふむと頷いている。そしてわからないことは、質問。自分にも子どもがいるマンマは
「まあ、なんていい質問なんでしょう!」「あなたはなんていい子なの!」
と毎回感嘆符をつけて褒め、ムスコにわかる言葉で説明してくれる。だって火山灰の種類を言われたって、よくわかんないぞ。一方でムスメは遺跡の影で昼寝をしている猫や犬をみつけては喜んでいる様子。

この二人が共通して興味を示したのは、道しるべの「おちんちん」。一番古い時代から続いているお仕事といえば、娼婦、ザ・オールデスト・ビジネスウーマン・イン・ザ・ワールドだそう。今でも当時のままの館が残っていて、入ることができる。壁には言葉が通じなくても商談が成立するように、絵が描いてあり、指さしでそのサービスが受けられるという。
ここでもマンマ、機転を利かして、
「あなたたちだけに特別なものをみせてあげるわ!マンマと一緒にいらっしゃい。」
と、こどもたちだけを他のところに連れて行って何やら話をしていてくれたおかげで、ハハとチチはゆっくりと館見学を堪能することができた。

pompei

娼婦の館以外でも個人的にビジネスを営んでいるところは、その家の壁に「おちんちんの石像」がついている。港からこの都市に入ってくるゲートから、館までの道のりがわかるように、石畳の道にはおちんちんが彫ってあったりと、「ウォーリーさんを探せ!」状態で子どもたちは「おちんちんを探せ!」ゲームで盛り上がる。数年前は「うんち」が世界一おもしろい言葉であったようだが、少し成長した子どもたち、今は「おちんちん」がそれに値する。「あ、あそこにおちんちん!」「ここにもおちんちんあった~!」と遺跡をエッコーする子どもたちの声。シビアなムスメ「ビッグおちんちん」とか「スモールおちんちん」とか具体的、幸いオフシーズンだからか、日本人がいなくてよかった。

ハハ、遺跡の町で「子どもに接するときは感嘆符をいっぱい使って、いっぱい褒めること!」という子育て法をイタリアンマンマに教わった。

pompei2

ポンペイ情報 http://www.pompeiturismo.it/index.php?Itemid=28&lang=en

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