失敗しないアマさん選び

失敗しないアマさん選び~後編


失敗しないアマさん選び

コラム筆者:Y.M. 香港滞在:かれこれ、10年 子供:2006年1月生まれの女の子が1人

コラム以外のアマさんに関するページはこちら(For Mums > アマさん&お手伝いさん)からどうぞ。

 


失敗しないアマさん選び~後編

前回は失敗しないアマさん選びの注意事項10か条をお届けしました。

今回は、この人なら!と思って採用したのにもかかわらず、あら、こんなはずじゃぁ・・・と雲行きが怪しくなった時にお使いになるチェックリストです。

 

<使用後アマさん末期症状チェックリスト10のポイント>

 

① ブクブク太り出す人はアウト

2号と3号は我家にきてみるみる間に太りました。

2号は半年で7キロ、3号は2ヶ月足らずで3~4キロほど。

身体が大きくなると、不思議と態度も大きくなります。ふてぶてしさに磨きがかかる感じです。

ちなみに、我家では食事を一緒に取る+別途、食費として500ドル渡していました。

食費をあげすぎたのでしょうか。それとも、いかにラクをして仕事をしていなかったかの証拠でしょうか。

 

② お金を貸して欲しいと頼み出す人はアウト

1号と3号には、給料の前借をせがまれました。特に1号からは何度も。

しかも、給料を前借させろという人ほど、私は老後の貯金は充分にある。お金に困っているわけではないなどと言い出したりもします。

それなのに、我家を去った後に、電話会社からあなたのアマは電話代を支払っていない・・・と支払い督促の電話がきたりするのも、このタイプの特徴です。

特に3号の散財ぶりはすごく、自分の服を散々買いまくった後に、子供の学校の授業料を払うお金がない・・・と言い、お給料の前借を求めてきました。

身の丈にあった生活をできない見栄っ張りの人ほどこの傾向は強いようです。

(実際、アマさんからお金を貸して欲しいと要求を受ける家族は少なくないようです。)

 

③ 食卓での会話を独占するようになり、食事を最後まで食べているようになったらアウト

我家では、アマさんも同じ食卓で食事を取るようにしています。

(アマさんは台所で別途食事、というご家庭もあるかと思いますが・・・。)

アマさんも図々しくなると、食卓では自分がボスになったものと勘違いし始めます。

食卓での会話を独占し、好きな事を手当たり次第話し始めます。

そして、食事の後片付けもせず、だらだらと話続け、片付けの時間になると、

「あーあ、私にはまだこの仕事が残っているのよね~。はぁ~。(どうして私が・・・。)」みたいな事を言い出します。

こうなると、あなた、立場わかってますかー?といいたくなります。

 

④ 何か頼んでも言い訳してやらなくなったらアウト

2号の場合は完全心ここにあらずで、頼んだことをすっかり忘れてやらない事が続出しました。

(彼女の場合は、プライベートでショッキングな事がありそうなってしまった事を後で知りましたが。)

3号は、頼んでも言い訳してやらない。また、やらなかった事を指摘するとすごくすねるような出来事が続きました。

頼んだ事をやってくれないのは、ほんとうに困ります。

私がある試験勉強をするために、3号に子供をちょっと見ていてねとお願いした事がありました。

子供の隣に座ってDVDを一緒に見てるだけでいいから・・・と言ったのにも関わらず、そのままソファーで居眠り。

子供は誰もかまってくれないので、私の所に寄ってきて、勉強が手につかず困りました。

そんな事が2度も続いたので、注意をしたら、すっごく嫌な顔をされてしまいました。

こうなると、本当に使いづらいです。

 

⑤ 子供の文句を言うようになったらアウト

何がイヤだって、子供の文句をいわれる事ほど嫌なものはありません。

確かにうちの子は、頑固だし、わがままだし、面倒みるのは大変だと思います。

でも、相手は子供です。子供が持っていた人形等を外で落としても、悪いのは子供ではなく、それを持って歩かせた大人ではないでしょうか。

とにかく、ものをなくしたり、こわしたりしたのを子供のせいにされ、この子はわがままだから・・・と言われると、とっても悲しい気持ちになりました。

私が仕事をしていて、日中は子供を人質に取られているようなものなので、そんなコメントにも我慢しようと試みましたが、さすがに、これには我慢の限界がありました。

 

⑥ お金や物をせがみだすようになったらアウト

うちの3号には、冬服がない、冬服を買え。服を買いに一緒にショッピングモールに行こうと何度もせがまれました。

もう着なくなった冬服を沢山あげても、それではなく新しいものが欲しいとせがまれました。

私はあなたのパトロンかい!と言いたい胸のうちを抑えましたが、堪忍袋も限界です。

また、ある土曜日に、日本から訪れた主人の恩人(私にとっては初対面の相手)との食事会がありました。

その席に、彼女を連れていかない事を知ると、食費は毎月渡しているにもかかわらず、私の食事はどうすればいいんだ?!とごねてお金を要求してきたりもしました。

また、2号は悪友にそそのかされ、食費が足りない、もっとよこせとせがんできたりもしました。

 

⑦ 自分の仕事ぶりが素晴らしいと自画自賛するようになったらアウト

1号と3号は自分の仕事ぶりはすごい、といつも自画自賛していました。

すべては自己満足の世界です。

雇い主が必要としている事とは別に、勝手にアマさんがやるべきとと思っている仕事、或いは、前の家庭でしてきた仕事さえしていれば、自分の仕事ぶりはパーフェクトと思ってます。

しかし、臨機応変に対応してもらわないと困る事もあります。

子供がらみで、今すぐヘルプが必要!っていう時も、今忙しいから・・・と言われてしまっては、本末転倒ですよね。

 

⑧ 前の雇い主と比較するコメントを発するようになたらアウト

3号はすごかったです。

この家は古い。前の家はリノベーションしたばかりで本当にきれいだった。この家もリノベーションすべきだ。

前の雇い主はベンツに乗っていた。着るものは、ラルフローレンとアルマーニ以外は着ていなかった。靴はすべてイタリア製だった等々・・・延々と語っていました。

これには、いい加減イヤになり、「そんなに前のお家が良かったら、前のお家に戻ったらぁ~。」と、言いたくなりました。

 

⑨ 「ごめんなさい」と言わなくなったらアウト

3人に共通した事でしたが、素直にごめんなさいと言えなくなったらアウトです。

最初は、みんな口先で、「ごめんなさい」と、いいます。・・・ですがその「ごめんなさい」の後に、100倍くらいの言葉のシャワーで言い訳が続くようになります。

それじゃー、ごめんなさいって言ってないのと同じだよーといいたくなりますが、やはり最後は、ごめんなさいの言葉自体が消えていきます。

私としては、これは致命的だと思えました。 なので、私の中では、この症状が出たら、即アウトでもいいくらいに思っています。

 

⑩ 雇い主を友達と勘違いする言動がでたらアウト

これも、私的には、致命的で速攻アウトの対象です。

1号と3号の口癖は、私はあなたの事を友達だと思っている・・・でした。

それを言われた当初は、あ~私の事を慕ってくれてるのね・・・なんて誤解してしまいました。

雇い主がアマさんの事を家族のように感じるのと、アマさんが雇い主を友達と誤解するのには大きな違いがあります。

私とあなたはお・と・も・だ・ち・・・の言葉がでてくると、要求は天高くどこまでも舞い上がります。

彼女達が、友達だから何を言ってもいい、何をしてもいいと勘違いし始めた前兆です。

プロ意識を失い、雇われているという感覚を完全に失っている証拠でもあります。

アマさんの中には、親しき仲にも礼儀ありという言葉の存在すら知らない人がいるようです。

 

上記の項目のうち、3つ以上心あたりがある場合、残念ながらお宅のアマさんはもう末期症状です。

修羅場を迎える前に、すみやかに、ご退場してもらうのが一番です。

ご退場の際には、一ヶ月分の給料と自国に帰る片道チケット代の負担となりますが、とにかく少し様子をみてみようとか我慢してみようなんて思わず、迷わず早期解決が一番です。

相手の様子をみたところで、相手が変わるなんて事は皆無です。(自分が変わる事が皆無なのと同じです。)

そんな事をしていると、事は増々悪い方向へ転がるばかりです。

もちろん、彼女達は悪人ではありません。 最初から別れようと思って結婚する人などいないのと同じ様に、ただ縁がなかったのです。

ご家庭の事情で、すぐさま、アマさんにいなくなられると困る!という方も多いかと思います。

・・・が、家族・友人等にご協力を得て、次のアマさんをすぐ探し、アマさん待ちの氷河期時代を乗り越えると、そこには明るい未来が!

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これをお読みになって、世の中にはこんなアマさんばかりなの?そんなんじゃ、怖くてアマさんなんて雇えないわ!とお感じになる方もいらっしゃるかと思います。

また、うちのアマさんはそんな人じゃないわよ!いい人よ!ひどい話ばかり載せて、良いアマさんがかわいそう!とお思いになられる方も多々いらっしゃると思います。

その通りです。もちろん、世の中には、ここに登場するようなアマさんばかりしかいないわけではありません。

現に、今我家にいるアマさんには大満足しております。

そんな方の不安を拭うべく、こんなアマさん大当たり!それから、国民性比較~それぞれのお国がらの長所・短所~は番外編で!

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