これで解決パンジー朋子のドタバタ香港生活

知ってて安心!香港の作法について


これで解決パンジー朋子のドタバタ香港生活

プロフィール

Insurance110のフタムラです。生まれも育ちも横浜の浜っ子が、香港人旦那と半分以上香港人感覚を持つ子供達に囲まれ、今年で16年目となる香港生活の中で感じた事、目にしてきた景色、実際の体験談や失敗談、知らなきゃ損する香港あるある、投資に関する耳より情報などを綴っていきたいと思います。「これで解決パンジー朋子のドタバタ香港生活」お楽しみに!

 


知ってて安心!香港の作法について

Insurance110のパンジー朋子です。コラム第2弾は私が香港に来て見ようみまねで身についた香港式作法についてご紹介します。なるほど納得!!
 超合理的主義な香港人が考えて、受け継がれているであろう作法についてご紹介します。

「知ってて安心!香港の作法について」   

今回は香港に来たら必ず行きたい飲茶!での作法についてシェアーしたいと思います。

■ 基本的なテーブルセッティング
以外に知ってそうで知らない香港式テーブルセッティングですが、
一人につき箸が二つ
平らな取り皿の上に丸いお椀、その中にレンゲ
 このセッティングが、香港ローカル飲茶でよく見かける基本型です。

知ってて安心!香港の作法について

通常料理は、お椀の上に取ります。
日本人的には平らな取り皿に取った方が食べやすいと感じるかもしれませんが、ほとんどの香港人はお椀に取って食べます。(子供やお年寄りがたまにお皿で食べているけど)
なぜお椀で食べるのか、ちょっと食べているとすぐにわかります。
飲茶でオーダーした料理を食べてくうちに、お肉の骨や調味料を付けて食べる料理などに遭遇します。
骨の捨て場所に困り果てて、ティッシュにくるんでテーブルに置く・・・なんて経験ありませんか?
そんな時に活躍するのが、平らな取り皿なんです!(そのため?にこういうセッティングなのかも)
骨や殻などをお椀の周りに置いていけば、ある程度溜まったタイミングでウェイターがお皿だけ交換に来てくれます。
ウェイターが来たら、お椀だけ持ち上げれば、無言でお皿を取り替えてくれるのも、香港ならではのサービス。
 *この時、料理を平らの皿に取っている人はアタフタしてしまうので要注意!

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飲茶に行ったらお試しあれ!

通常飲茶では、運ばれてきた點心(飲茶の料理)それぞれにあったソースが最低限ついてきますが、私は追加で大好きな浙酢(赤酢)を別途お願いして自分用にレンゲにキープして平らなお皿に置いて食べたりします。
*頼んだら無料で持ってきてくれますが、お店によってはセルフの場所もあるようです。
 他にも飲茶には欠かせない”調味料”として香港人に親しまれている辣椒醤(チリソース)XO醤(エックスオージャン)などは、その店によって調合されていたりして、どのお店のソースがマイベストかを探すのもちょっとした飲茶の楽しみ、是非お試しあれ!

■ お茶を頼んで「洗杯(サイブーイ)」の儀式
席に着くなり「お茶何飲む?」と聞かれます。
日本でもなじみのあるプーアール茶は点心と相性がよく、消化促進作用、油分の吸収をおだやかにする作用があるため、私は迷わず「ポーレイチャ」と答えます。
 お茶を頼んだら、ポットが2つ、そしてちょっと大きめのボール?お椀がドンドンっと置かれます。

2つのポットの中身は一つはお湯、そしてもう一つは茶葉の入ったポット。
無造作に置かれた大きめボールは「「洗杯」と言われる、食器を洗った後のお湯を捨てる容器です。
初めて目にした人にはかなり衝撃的な光景ですが、香港人はレストランで(露店でなくても)平然と自分の食器をお茶やお湯で洗ってから食事するのが、今も昔もデフォルトのようです。
 *高級店やホテルなどの時は周りをみて自己判断をお勧めします

最初のうちはお店への遠慮?かなり抵抗があるこの洗杯の儀式ですが、
香港の生活に慣れると、しなくては気持ち悪い感じになるので不思議ですよね。
洗い方は簡単!お椀にポットから湯を入れ、湯飲みや箸、レンゲを洗います。
上級者になると手でガチャガチャ洗ったりしますが、お茶のお湯なので直に触るとめちゃくちゃ熱い!
私は無理をせずレンゲを使ってくるくる回しながらコップや湯飲みを洗います。
香港では一般的な光景なのでチャンスがあればお試しあれ!
 *お店の人にも周りの人への配慮も一切不要!

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飲茶に行ったらお試しあれ!

飲茶ではお茶を頼むと必ず2つ急須が出てきます。
私の経験上、香港人の飲茶で費やす時間は少なく見繕っても2時間以上。
まだ飲むの??って思わず言いたくなるぐらい、何度も何度もお湯を注ぎ足しながら飲茶を楽しみます。
むろん、幾度となくお湯を要求するので、このお湯のおかわりも日本人的には敷居が高い・・・
香港人には大声で「レンノーイ」(綺麗なお姉さん…的な感じ。)なんて言いながらスタッフを呼ぶ人もいますが、なにぶん賑やかな香港のレストラン!!叫んだところで聞こえません(笑)
そこでそんな時はお試しあれ!
下の写真のように、急須の蓋を少しずらして開けておき、すっと手を挙げてウェイターさんと目が合うのを待つだけ。
これで大きな声を出す必要もなく、大した会話も不要!
気が付いたウェイターさんが勝手にお湯を注いでくれるので、スマートにおかわりが可能です。
 シャイな日本人にもピッタリでしょ。

知ってて安心!香港の作法について 

こんな感じです!

ちなみに、、喜ばれる作法としておひとつ!
誰かにお茶を入れてもらった時は、そのカップの横で机をコンコンと2回叩いてみてください。
これは「ありがとう」という合図で、香港人ならお礼の気持ちが伝わります。
おしゃべりを遮る事なく、お茶を注いでくれた相手への感謝も伝わる、超合理的な「あ・り・が・と・う」ですよね。
初めての飲茶も、いつもの飲茶も、ローカル文化にちょっと触れるだけで今までと違った感動に出会えれば素敵ですよね。
 香港で飲茶に行くときは、是非お試しあれ☺

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