ちゅったんの香港おばば

意外と信心深い大S


ちゅったんの香港おばば

マミーと私、ときどき愉快な親戚たち

C家に嫁いで18年。オットは男ばかりの5人兄弟の末っ子。実の娘のように可愛がってくれるマミーとの関係は良好。あまり親しくない人からは「香港おばばと同居大変でしょ」と同情されるけど、この異文化交流を楽しんでます。マミーのほうがよっほど気を遣っているようです。マミーは、(ときに度を越した)世話好きで、変なところに潔癖で、義理人情に厚く、せっかちで、記憶力がよく、歴史好きで、料理嫌いで、かなり頑固で、行動力のある人だ。男に生まれた方が幸せだったかもしれない。面倒見がいいので、80歳を超えても息子たちの家族のために世話を焼いている。そのせいで、うちの家族は兄たち家族のトラブルにいつも巻き込まれている。香港では家族の付き合いが濃いので、それもしょうがない。そんな日常のエピソードを、気まぐれに連載しています。

 


意外と信心深い大S

普段は何かとわがまま放題で、都会っ子、現代っ子だな〜と思うことが多いけど、小さい頃はおばあちゃん(マミー)と一緒に暮らしていたせいか、意外と信心深い。

小さい頃枕を踏むと母に叱られたので、私も同じように教えて、ついでに日本にはヤオロズの神がいて、物にも心があると教えたらしい。

そしてトイストーリーを見てから、「おもちゃにも魂があるのだから、ママが言っていたことはほんとかも、」思い始め、何かを落としたりぶつかったすると、「ごめんなさい、ごめんなさい」と謝るようになり、夜が怖いと言っていた時期が数年続いた。

中学受験の時には、大先輩ママからフクロウは知恵の神なのでフクロウグッズを身につけたり身近に置くと良いというアドバイスをもらい、クッション、キーホルダー、ブレスレットなどを大小Sに買ってあげた。大Sはブレスレットを見えないように袖に隠して試験の時も身につけてた。

そして、受験から6年たった今でもフクロウのクッションをソファーに置いてるけど、神様なのでテレビがよく見えるところに置いて、寄り掛かり禁止、うっかり寄り掛かったり、向きが逆さまになってたりすると、「フクロウ様に謝ってと謝罪を迫る。

あとは、ご先祖様に守られていると感じるらしい。実は私自身もそう感じている。大S曰く、「こんなにぼんやりのんびりしたママが事故にも詐欺に遭わず、大都会の香港でに平和に暮らせているのはご先祖様が奮闘しているから」なんだそう。最近、テレビでみた映画「ゴースト」の主人公のように死んで実態がないので、直接働きかけできないので、一緒懸命私に危機を教えようとして合図を送っているだって。ご先祖様、ありがとう!

Feb 3, 2021

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