不妊治療

香港不妊治療体験記03


不妊治療

筆者: 不妊治療を経て2児(双子)の母

For Mumsの「健康」カテゴリーに「不妊治療アンケート回答」もありますのでご覧ください。

 


香港不妊治療体験記03

③「検査結果不明!~お仕事スタートで治療中断」

フーナーテストで人工授精を勧められたため、次の排卵日も再び人工授精にトライしました。このときも全く排卵誘発剤などを使うことなく自然でしたのですが、このときはあっさりと予定通りに生理が来て失敗に終わってしまいました。

さて、治療をしながらの検査ということで次に提案されたのが卵管造影でした。このころまでにはかなりインターネットなどで にわか知識をつけていた私は、「卵管造影ってのをすると卵管がきれいになって妊娠の確率が高まるのよねぇ」なんてまた希望をふくらませていました。サナト リウムでは卵管造影のテストはレントゲン科でするとのことでレントゲン科へ。私のにわか知識によると卵管造影というのは超音波でするものと思っていたので 少々意外でしたが、サナトリウムでは単にレントゲンに映る「インク」を注入し、レントゲンを採るだけの非常に簡単なものでした。ですからウワサに聞くよう な苦痛も何もなく、あっさりと終わってしまいました。

ところが、数日後に結果を聞きに行くと「片方は大丈夫ですが、もう片方は不明」というではないですか。「不明ってどういう ことですか不明って!!」と詰め寄る私に「片方は確実に大丈夫ですから心配いりませんよ」と説明する先生。「ひとつ卵管が詰まっているからといって妊娠の 確率が半分に下がるわけじゃないですから。」「でも片方の卵巣からの排卵が無駄になるわけですよね?」「いえいえ、違います。」「!!!!」ここで私たち 夫婦は卵管というものの働きについて先生からモデルを利用して生物の授業のような講義を受けたのでした。いまだにダンナは不妊治療で一番びっくりしたこと は「卵管の働きについて学んだこと」と言うくらい私たち夫婦にとっては「目からウロコ」なお講義でした。。。

とは言え、どうも「不明」という結果が腑に落ちない私は再検査をすることについて聞いてみました。すると、通常は再検査よ りも腹腔鏡での検査が次の手順になるとの説明でした。ところがこれまでの人生で入院はおろか、骨一本折ったことも、縫うような傷を負ったこともなく、麻酔 など歯を抜くときの注射しか経験がない上に小学校の時もアレルギー体質のおかげでありとあらゆる予防接種を免除されてきた弱虫の私はもうこの腹腔鏡の検査 の説明を聞いているだけで貧血状態に。これまたこの後何度も全身麻酔で手術台に登ることになるとは思いもせず、「考えます。」とだけ答えて病院を後にしま した。なお、公立病院のクイーンメリーでは、不妊治療をする際には必ずこの腹腔鏡のテストをすることが義務付けられているそうですが、サナトリウムの先生 の説明によると、腹腔鏡検査でわかるのは子宮や卵巣などの癒着があるかで、検査で癒着が見つかれば同時に処置ができる、とのことでした。ただ、癒着がある からといって絶対妊娠できないわけではないので「絶対必要な検査かと言われるとそうでもない」というコメントでした。実際、私は結局この検査をせず、不妊 検査としてはもう一度先生個人のクリニックで超音波を使った卵管造影をもう一度しただけで、あとは治療一本となりました。

その後「不明」という結果が少々気に食わなかったことなどがあってしばらく病院をお休みしていたところ、知り合いから勤め ている企業で欠員が出るので働かないか、という声がかかって仕事をはじめてしまい、ハッピーバレーに平日午後2時に通う、ということはとうてい無理となってしまい、結局私の治療も一旦お休み、ということになってしまいました。

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