不妊治療

香港不妊治療体験記02


不妊治療

筆者: 不妊治療を経て2児(双子)の母

For Mumsの「健康」カテゴリーに「不妊治療アンケート回答」もありますのでご覧ください。

 


香港不妊治療体験記02

②「検査しながら治療!~人殺し呼ばわり」

「軽く検査」のつもりで通い始めた病院でいきなり「治療」へと進んでしまった私ですが、この初回の人工授精は一切排卵誘発 剤などを使用しない全くの自然の状態でのトライでした。まず、尿を使った排卵確認キット(これはワトソンなどの店頭でも買えるものですので、ご自宅でタイ ミング療法をトライするにはとても便利です。私はこんなものの存在を病院で教えてもらうまで知りませんでした。)で大体の排卵日を割り出し、指定された時 間にダンナの精子を入れ物に入れて持って行くとこれを「洗浄して」くれます。いまだにどうやって精子香港不妊治療体験記02を 洗うのかは「?」ですが、どうやら質のいい元気なヤツらを厳選してくれるようです。これを先生が注射のようなもので子宮内に入れてくれます。これが終わっ たら15分ほどじっとしていて完了。不妊治療ということでかなり身構えていた私ですが、「こんなんで妊娠したらすごいよなぁ」と、あまりのあっさりさに 少々肩透かしをくらった気分でした。その後体外受精にまですすんでそれを4回もすることになるとは!さて、その後の血液検査で私は生理周期の後期に出る 「プロジェストロン」というホルモンの水準が少々低め、ということで、ホルモン剤の坐薬(挿膣剤)を出されました。このときの「初不妊治療挑戦」は、生理 が約10日遅れたものの旅行中だったためあえて妊娠テストをすることもなく、病院に行くこともなくすごしましたが、結局は旅行中に生理が来て「失敗」に終 わりました。先生によると、生理がかなり遅れたということで「化学流産」(非常に初期の流産)だった可能性が非常に高いとのことで、お気楽な私はまたもや 「おお、妊娠してたかもしれないんだぁ」と勝手に感動、簡単に妊娠できると思い込んだのでした。

ちなみにこれに先立ってしていた私の血液検査などでは異常は特に見つからず、ダンナの精子も「ちょ~っと運動が鈍めかなぁ」という程度でまったく問題になる水準ではないとのことでした。そこで次にしたのがフーナーテストというものでした。
(テストについてはこちらをご覧ください。とてもわかりやすく説明されています。)

検査日の朝、言われたとおりダンナの出勤前にセックスをして病院に行きました。内診の後先生に呼ばれて机の上の顕微鏡をの ぞいたのですが、何も見えない!実は私は小学生のころからこの顕微鏡が非常に苦手で自分の目の焦点を合わすことができないのですが、このときも顕微鏡のく せに片目をつぶってみたりして目をばしばししながら「そうだ、私はこれがむちゃくちゃ苦手だったんだ」なんて思っていると、先生が「精子が動いてるのが見 えますねぇ」と言うもので、思わず見えてないくせに見栄をはって「はい」と答えてしまいました。そうすると先生、さっさと顕微鏡を取り上げて「ただ、この 数が本来ならもっとあるべきなんです。」と続けて説明してくれました。1回だけの検査なので、ダンナの調子が悪かった可能性もかなりあるそうですが、 ひょっとしたら私にダンナの精子を殺す抗体がある可能性があると言うではないですか!こういう場合、私が精子を殺さないように子宮に直接精子を注入する人 工授精をするのが妊娠への一番の近道だそうで、「自然妊娠が無理というわけじゃないですが、人工授精をすることを勧めます」との説明でした。「ってもう やったんですけど。。。」という突っ込みを入れたい気分を抑えて(この先生は人工授精をしてくれた先生や化学流産の話をしてくれた先生とは別の先生でし た。)「わかりました」と答えたのでした。さて、この説明をダンナにしたところ、心やさしきわが夫は私をしばらく「人殺し」呼ばわりし続けたのでした。。。

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